🏡 固定資産税 計算シミュレーター
税率と課税標準の早見表
固定資産税・都市計画税はどちらも 「課税標準額 × 税率」 で計算します。課税標準額のベースは3年に1度の評価替えで算定される固定資産税評価額で、土地は地価公示価格の約70%、建物は再建築価格の50〜70%程度が目安です。標準税率は次のとおりです(出典:総務省「固定資産税」、地方税法)。
| 税目 | 標準税率 | 課税対象 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% | 土地・家屋・償却資産 |
| 都市計画税 | 0.3%(上限) | 市街化区域内の土地・家屋 |
土地と家屋で軽減のしくみが違う
固定資産税の負担を大きく左右するのが軽減特例です。土地は「住宅用地の特例」で課税標準そのものを減額し、家屋は「新築住宅の減額措置」で税額を1/2に減額するという、まったく別の仕組みで効いてきます。下表は本ツールでも用いる軽減率の一覧です。
| 区分 | 固定資産税 | 都市計画税 |
|---|---|---|
| 小規模住宅用地(200㎡まで) | 課税標準 1/6 | 課税標準 1/3 |
| 一般住宅用地(200㎡超〜床面積×10倍) | 課税標準 1/3 | 課税標準 2/3 |
| 新築住宅の家屋(120㎡相当まで) | 税額 1/2 | ― |
新築住宅の家屋の減額は3年間(マンションは5年間)適用されます。
計算例で確かめる
土地評価額2,000万円・建物評価額1,500万円・市街化区域内・住宅用地(敷地150㎡)のモデルケースで、上表の軽減率を当てはめると次のようになります。
- 土地:(2,000万×1/6)×1.4% + (2,000万×1/3)×0.3% = 約4.7万円 + 2万円 = 6.7万円
- 建物:1,500万×1.4% + 1,500万×0.3% = 25.5万円
- 年額合計の目安:約32万円
このうち土地は住宅用地の特例で課税標準が1/6に圧縮され、新築から3年間は建物の固定資産税がさらに1/2になるため、入居初期と4年目以降で負担が大きく変わる点に注意してください。
よくある誤解と注意点
- 都市計画税はどの土地にもかかる、は誤り:課税されるのは市街化区域内の土地・家屋のみです。
- 空き家でも税額は変わらない、は誤り:長期放置で「特定空家」「管理不全空家」に指定されると住宅用地の特例が解除され、土地の税額が最大6倍になるケースがあります(2023年の制度強化)。
- 評価替えで毎年税額が動く、は誤り:評価替えは3年に1度。2024年度がその年にあたり、地価上昇地域では税額が増える可能性がありますが、負担調整措置で激変は緩和されます。
納税通知書は4〜6月頃に送られ、年4回(6月・9月・12月・翌2月など自治体による)または一括で納付します。本ツールは概算で、正確な税額は4月以降に届く納税通知書または固定資産課税台帳で確認してください(出典:総務省「固定資産税」、地方税法第341条)。
よくある質問
固定資産税評価額×1.4%が標準税率です(一部自治体は1.5〜1.7%)。住宅用地は200㎡まで評価額1/6、200㎡超の部分は1/3に軽減(小規模住宅用地特例)。新築住宅は3年間(マンション等は5年間)建物分の税額が1/2軽減されます。
市街化区域内の土地・建物に課税される目的税で、固定資産税評価額×0.3%(上限)が目安です(自治体により差あり)。住宅用地は200㎡まで評価額1/3、200㎡超は2/3に軽減。固定資産税と一緒に納付書が届き、合算して年4回に分けて納付するのが一般的。
市町村が3年に1度評価替え(次回は2027年度)。土地は地価公示価格の7割程度、建物は再建築価格×経年減点補正率(築年数で減価)で算定されます。実勢価格より低めに設定。納税通知書または役所での閲覧で確認可能です。
毎年1月1日時点の所有者に課税され、4〜5月に納税通知書が届きます。納期は通常6月・9月・12月・翌2月の年4回(自治体により異なる)。一括納付も可能。クレジットカード・PayPay・LINE Pay・コンビニ等の電子納付対応自治体も増えています。
「特定空家等」「管理不全空家」に指定されると、住宅用地特例(1/6)が解除され、固定資産税が最大6倍に増額される可能性があります。2023年の改正空き家法で適用範囲が拡大。空き家対策として早めの売却・解体・賃貸活用の判断が重要です。
床面積50㎡(一戸建ては50〜280㎡)以上の新築住宅は、建物分の固定資産税が3年間(マンション等3階建以上耐火構造は5年間)1/2軽減されます。長期優良住宅はさらに2年延長(一戸建て5年・マンション7年)。土地分は別途住宅用地特例が継続。
納期限の翌日から延滞金(年率約8.7%等、自治体・期間により異なる)が発生します。督促状送付後も未納だと預金差押え等の滞納処分の対象に。経済的に困難な場合は自治体に分割納付や減免相談が可能なので、滞納前に窓口へ相談するのがおすすめです。
※ 本計算は概算です。都市計画税は市街化区域にある土地・家屋のみ課税されます。
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