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🏠 住民税 計算シミュレーター

都道府県独自の超過課税が反映されます

住民税は「均等割」+「所得割」の2階建て

住民税は都道府県民税と市区町村民税の総称で、前年(1月1日〜12月31日)の所得に対して課される地方税です。会社員は6月〜翌5月の12回に分けて給与から特別徴収され、自営業者は年4回(6月・8月・10月・翌1月)の普通徴収。税額は、全員一律の均等割と、所得に応じた所得割の合計で決まります(出典:総務省「個人住民税」、地方税法)。

均等割の内訳(標準・年額)

区分金額
市区町村民税(均等割)3,500円
道府県民税(均等割)1,500円
森林環境税(2024年〜)1,000円
合計5,000円

所得割の計算式

所得割の標準税率は一律10%(市町村民税6%+道府県民税4%)。計算は「前年所得 − 所得控除 = 課税所得」→「課税所得 × 10% − 調整控除 = 所得割額」。所得税より基礎控除・扶養控除の額が小さい(基礎控除43万円、一般扶養33万円)ため、その差を補う調整控除が設けられています。所得税が「その年の所得」に課されるのに対し、住民税は一律10%で累進ではない点も大きな違いです。

年収別・住民税の目安(独身・扶養なし)

額面年収住民税(年額)月額換算
300万円約12万円約1.0万円
500万円約24万円約2.0万円
700万円約38万円約3.2万円
1,000万円約63万円約5.3万円

住民税ならではの注意点(前年所得課税)

  • 住民税は前年所得ベース。退職翌年・育休中・転職直後でも前年並みの納税義務が発生する。
  • 新卒1年目は前年の所得がないため住民税はかからず、2年目から課税される。
  • 2024年6月から森林環境税(年1,000円)が均等割に上乗せ(震災復興特別税は2023年で終了)。
  • 神奈川県の水源環境保全税、横浜市のみどり税など自治体独自の超過課税があり、本ツールは標準税率ベースの概算。

計算例:年収500万円・独身会社員のケース

実際の数字で住民税がどう決まるかを順に追ってみます。年収500万円・独身・扶養なし・東京都在住の会社員を例にします(いずれも概算)。

  • 給与収入500万円 − 給与所得控除144万円(500万×20%+44万)= 給与所得356万円
  • 給与所得356万円 − 社会保険料控除 約72万円 − 基礎控除43万円 = 課税所得 約241万円
  • 所得割:241万円 × 10% − 調整控除 約2,500円 = 約23.9万円
  • 均等割:5,000円(市区町村3,500円+道府県1,500円。※2024年〜は森林環境税1,000円を含む構成)
  • 住民税の合計 = 所得割約23.9万円 + 均等割5,000円 = 約24.4万円

このように住民税は「所得税の課税所得」とは控除額が異なるため、所得税がほぼゼロでも住民税は発生するケースがあります。上の早見表の「500万円→約24万円」とほぼ一致します。

住民税が非課税になる年収ライン(非課税限度額)

一定の所得以下の人は住民税(所得割・均等割とも)がかかりません。これを非課税限度額と呼びます。単身者(扶養なし)の場合、合計所得金額45万円以下=給与収入なら年100万円以下が目安で、いわゆる「住民税の100万円の壁」です。扶養親族がいる世帯では「35万円×(本人+扶養人数)+10万円+21万円」といった式で限度額が上がり、自治体の級地区分(生活保護基準に連動)によって金額が異なります。所得税の非課税ライン(給与収入103万円)とズレている点に注意してください。なお、非課税でも国民健康保険料などは別途かかる場合があります。

住民税を合法的に抑える3つの方法

  • ふるさと納税:寄附額−2,000円が控除され、その大部分は翌年度の住民税から差し引かれます(控除上限はふるさと納税の上限額計算で確認)。
  • iDeCo(個人型確定拠出年金):掛金が全額所得控除になり課税所得が下がるため、住民税も一律10%分軽くなります(月2.3万円拠出なら住民税で年約2.8万円の軽減)。
  • 住宅ローン控除:所得税から引ききれなかった控除額は、翌年度の住民税からも最大9.75万円/年まで差し引かれます。

いずれも「課税所得を下げる」または「税額から直接差し引く」仕組みで、所得税と住民税の両方に効きます。手取り全体への影響は手取り計算ツールで確認できます。

よくある質問

※ 本計算は概算です。都道府県を選択すると独自の超過課税が反映されますが、市区町村ごとの差異は含まれません。

🧮関連する計算ツール

📖この計算の使い方・節税のヒント

この計算の根拠・出典

所得割=(前年所得−所得控除)×10%−調整控除、均等割=標準4,000円+森林環境税1,000円の計5,000円で計算します。住民税の基礎控除は43万円で据え置き(令和8年度)。都道府県を選択した場合は超過課税を反映しますが、市区町村ごとの差異や独自の減免は含みません。

  • 総務省「個人住民税」
  • 総務省「森林環境税及び森林環境譲与税」
  • 地方税法(所得割の標準税率・均等割・調整控除)
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